2025年を振り返って
皆様、いかがお過ごしでしょうか。気がつけば今年も残り少なくなりました。 健康に留意なさりながらも、仕事にプライベートに、やることがまだまだ山のようにあるなど何かと忙しない時期ではないかと拝察いたします。
11月の誕生日には、今年もたくさんのメール等をいただきました。ありがとうございました。大変遅くなりましたが、ようやく皆様にお礼をお送りしたところです。
いつものことですが、今年もあっという間の一年でしたが、今年は決別したことと新しく始まったことがありました。
決別とはかなり意味深な言葉ですが、数年前から始めたオンライン講座を今年の5月頃に(一旦)クローズしたことです。公私ともにいろんな事情が重なったためではありましたが、ずっと楽しみにしてくださっていたイツメン(長年、ずっと継続して講座に参加をしてくださるVIP的受講生の皆さんを指します)の方々にはもちろんのこと、新規でお問い合わせをいただいていた方々にがっかりさせてしまったことをこの場を借りて心からお詫び申し上げます。
新しく始まったこととは、私が講演をする対象者がシニア層にまで広がったことです。実は、来年、もう一つ、新しい大学での講義が始まります。ご縁とは本当にありがたいものですね。15年ほど前に某大学でお世話になったご担当者様から、ぜひとも!と、今年の夏にお声がけをいただきました。こちらの大学では新しい年齢層を担当することになりますが今からワクワクしているところです。
そしてプライベートでは、新しい自分を模索し始めています。そのための準備も少しづつ始めている昨今でもあります。
そんなこんなで、気がつけば、例年よりもはるかに早く師走になってしまったようで、正直焦っております。その焦りの中で、一番大事なことを忘れていたことに気がつきました。このメッセージの更新です。半年以上、そのままになってしまい、毎月ご覧くださっていた方々には、本当に申し訳なく思っております。もしかしたら、私が元気にしているのだろうかと半信半疑の方もいらっしゃるかもしれません。重ね重ね、申し訳ありません。相変わらず、元気だけはまだ取柄のようですのでご安心くださいませ。
最後になりますが、以下は私の独り言だと思って聞き流していただければ。。。素直な今の気持ちを書かせていただきます。
もう一度、皆さんとの楽しい時間を再開できればと思い始めています。 講座という学びを目的にした位置づけではなく、日々の楽しみがもう一つ増えたと感じていただけるような場をイメージしています。“心に栄養を!”与えられるような“ひととき”“おしゃべりサロン”のような場としての再開です。
先月だったか、学生たちと休み時間に雑談したときのこと。“オフコースって知ってる?”と聞いたところみんなぽかんとした顔をしていました。“山下達郎のクリスマスシーズンに流れてくる名曲知ってる?”と聞いても同じ反応が返ってきました。共感が全くなかったことにあまりにもがっかりしましたので、少しだけ歌ってみたところ、ようやく、ああ、聞いたことがあるかもという学生が一人だけ出てきました。
これが世代間ギャップというのでしょうね。若いつもりが、いえ、学生たちのことを理解しているつもりが、正直、心にぽっかりと穴があいたような気がいたしました。これからもっともっと年齢を重ねると、いろんなシーンでこのような世代間ギャップに何度も遭遇するのでしょうね。
同じ時代を生きてきた皆さんともう一度、楽しい会話をしたいとそのときに強く感じました。オンライン講座の中での何気ない会話の中から、“私たちの人生、人それぞれいろんなことがあったけど、決して捨てたもんじゃなかったよね”という生きる力が、私の心の中に湧いてきたように思える瞬間が、実は何度もありました。クラスの皆さんもそんな風に感じていただけていたならこんなに嬉しいことはありません。皆さんと過ごした楽しかったひとときが、今、心から懐かしく思い出されます。健康面、仕事面など未来への不安が否応なく出てくる世代だからこそ、今を大事にしたいと改めて感じるようになったのかもしれません。このメッセージをご覧になり、少しでも賛同して下さる方がいらっしゃれば、ぜひともお声をお聞かせくださいませ。
さあ、今年のメッセージはこれにて終了させていただきます。 少し早いですが、今年も一年、大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
来る2026年が、お互いに良い年になりますように。
坪田まり子
